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いとく鷹巣ショッピングセンター「たかのすモール」 [NSC]

以前からあるのは分かっていたもののなかなか寄る機会のなかった
いとく鷹巣ショッピングセンター「たかのすモール」に行ってきました。
臨店は2012年9月1日(土)14:00頃です。

ここは2008年にオープンしたオープンモールです。
とは言っても、メインのいとく棟とサンドラッグ棟、ダイソー棟の3大型店に
すき家、ラーメン店、クリーニング店、コインランドリーという組み合わせ。
まぁよく見る田舎のオープンモールです。
しかも、道路を挟んだはす向かいにはイオンタウン鷹巣があり、
地場SMとナショナルチェーンのSMの真っ向勝負となっています。
ちなみにイオンタウンは元々マックスバリュでしたが現在はザ・ビック。
ちょっと形勢不利なんでしょうかねぇ。
もともと、この場所はイオンが出店を計画していたものの、
伊徳が先に一部の土地を押さえていたため揉めに揉めたという曰く付の物件です。

さて、こちらのメインは「いとく」になります。
最近はひらがなで「いとく」と店名をつけることが多いようです。
店舗サインは「ITOKU」ですので読みやすいように、ということなんでしょうか。
ただ、このたかのすもーるは正式な店名がよく分かりません。
店舗案内では、「いとく鷹巣ショッピングセンター「たかのすモール」」と
なっていますので、社内的には「たかのすモール」店なんでしょうね。おそらく。
しかし、たかのすショッピングセンターの中に「たかのすモール」があるという2重構造。
とても疑問が残るネーミングですが、そんな理論的なことはドーでも良いんですね、きっと。
しかも、たかのすモールは一つの建物ですが、モールといえる構成ではありません。
田舎の消費者を名前ではったりかましている感じがして個人的にはどうよ、と思いますね。
あと、隣接地にケーズデンキが出店しており、
まぁセットと言えなくもありませんが、こちらは別々の施設です。

でその伊徳(あっ、社名です)ですが、まぁ秋田県北を地盤としているSMです。
大型店はSMだけでなく衣料品も扱っておりミニSuCチックな作りです。
特にこのたかのすモールではSMと衣料フルライン+寝具という扱い。
あと、直営で書店をやっているほか、プレイランドもおそらく直営でしょう。
で、テナントとして靴店と旅行代理店(秋北航空サービス)が入っていました。
小さなフードコートもありましたがおそらくこれも直営でしょうね。
中央入口から入ると、向かって左側がSMゾーン、右側が衣料+テナントゾーンです。
田舎にあってはこういった店舗が大変貴重だと思います。
おそらく商圏人口から考えてこれ以上大きくても小さくてもダメなんじゃないか、
と思える絶妙のサイズでした。
衣料品はやはり想定客層はかなり高めの品揃えです。
若者向けはイオンタウンにお任せということでしょう。
実際、駐車場を見てもシルバーマークを張った車が多かったですし、
店内も高齢者と孫、見たいな組み合わせをよく見ました。
そういった意味では小さいなりに書籍を扱っているのは大事かもですね。
実際立ち読み客も多かったですから。
一つのマグネットとして確実に機能していました。

SMゾーンは至極オーソドックスな「いとく」です。最近の典型例でしょう。
総菜、農産、水産、畜産、日配と流れる主通路の作りですね。
こちらはコメントのしようがありませんが、
取り扱い商品のラインナップはとくに都市部と変わらない印象です。

というように、フォーマットが気になってしまいましたが、
良くも悪くも競合のイオンタウン次第というのがこのSCの特徴だと思います。
サンドラッグの価格競争力と100均のダイソーがあることを考えると、
マックスバリュがザ・ビックへ転換したのも価格訴求かな、と思えますし。
専門店の数では劣りますが、質で勝負しているSCといった感じでした。
まぁ近くに競合がいるといいですね、切磋琢磨、手を変え品を変えいろいろやってくれます。
北秋田市の消費者も賢く使い分けて、両方のレベルが上がってくれると良いと思いますよ。
やってる方は大変ですけど。

イオンタウン新庄 [NSC]

随分間隔が空いての更新になりました。
今回は山形県新庄市のイオンタウン新庄を取り上げます。
前から前を何度も通っていたのですが初めて入りました。
臨店は2012年8月16日15時頃です。

テナントはマックスバリュとダイソー、ツルハ、
ドコモショップ、リサイクルショップ、ペトラス、
DSキング、キングファーム、自然満喫屋といったラインナップ。
最後の3つは実質1店舗と言っていいと思います。中は繋がってるし従業員は同じドカジャンきてましたから。

DSは特に安い訳ではありませんが、圧倒的な品揃え(アイテム数)で人を集めている感じですね。
ドンキホーテの逆で高く積まず、家具も組み立てたサンプルがたくさんありました。
布団から洗剤、家電、瓶詰よう空瓶各種(山菜取りが盛んな地域では必需品)、菓子・飲料まで品揃えは良かったです。
やはり無いものは無いと思わせる売り場でした。
その分といってはなんですが、売り場はいかにもDSといった雑然としてますが。

あと、期待しなかった自然満喫屋はかなりイケてますね。
アウトドアグッズと釣り用具がかなりの品揃え。
mont-bellのテントからノースフェースのゴアの雨具、コールマンのクッカー各種、プリムスのストーブまで品揃え。
感動しました。掘り出し物を探しにまたよりたいと思います。


あとマックスバリュも良かったです。
農産側入り口正面の多段冷ケースにトップバリュレディミールを集めて陳列。
目に入りますし品揃えも分かってかなりいい感じ。
他のイオングループ店舗も見習うべきですね。
あと、なか通路がキレイ。変な突き出しもなく、売り場も整えられていて美しかったです。
また、主通路沿いも美しかったです。久しぶりに美しい店舗を見ました。
主通路沿いのエンドの奥行きが短いので、エンドの迫力はいまいちでしたが、
レジ前に巨大なエンドを作ってました。
レジ前はチャレンジングな取り組みですが、他で見たことない例なので面白い売り場でした。
最後にもうひとつ。リサイクルボックスが入り口の風避けスペースにありました。天気悪い日いいですね。店舗外にある店多いですから。
はっきり言ってこの店長のファンになりそうです。
ただ残念な点がひとつ。
トイレのハンドソープのスタンドが片側だけぐらついて使い物になりませんでした。
売り場意外にももう少し気をつけてもらいたいですね。


ラインナップをみての通り、若干苦しい感じのするSCですが、
まだまだ頑張れる要素もあると思います。今後の取り組みに期待したいです。

さらば、パワーシティ四日市!~イオンタウンで生き残れるか~ [NSC]

イオンがNSCのブランドをイオンタウンに統一することになりました。
ちょっと感傷に浸る記事を1本書きたいと思います。

今回のブランド統一に伴って、四日市にあるパワーシティ四日市も
イオンタウン四日市へ名称変更することになりました。
(SCの大店法届出名称は「四日市南ショッピングセンター」ですが。)
私にとっても初めていったNSCでもあり、
鈴鹿から初めて見に行ったときは感動したものです。
鈴鹿からも国道1号線でスイスイッといける立地でしたのでよく行ったものでした。
一応国道1号線に面していますが、少々わかりにくいSCでもありますが、
行きなれれば別にどうと言うことはなく、SC内のマックスバリュもかなりの売上を
たたき出していた優秀なSCでありました。
また、オープンモールでおよそ2.2万平米と当時としてはかなり大規模で、
そういった意味でも今まで生き残って来れた素養はあったのかと思います。

形も変わっていて、敷地を分断するかのような土地の切れ込みがあり、
実質的には2つのゾーンに分かれています。いわば、パワーシティは、
北側と南側の2つのSCの総称とも言える作りであるわけです。
メインはマックスバリュ、トイザらス、スポーツオーソリティが並ぶ北側、
もう片方が今はダイソー、goodwill、布団のたなかのある南側です。
北側はテナントも安定していますが、
南側はもともとメガマートがあり、そのあとがオフィスマックスになって、
さらにそのあとがディスカウントになった記憶があります。
そのあたりはあやふやですが、今はダイソーが入っていますね。
南ゾーンで10年前と変わらないのはgoodwillくらいでしょうか?
その当時はPC関係でお世話になった店舗です。
老舗には頑張ってもらいたいものですが。

パワーセンターという概念があってパワーシティを名乗ったわけですので、
パワーシティ四日市はイオングループのカテゴリーキラーを中心に開発された物件です。
また、もう閉店してしまいましたがオフィスマックスの1号店の出店場所としてもつかわれ、
スポーツオーソリティなどの子会社が出店するNSCの実験場のようなSCでした。
パワーセンターやカテゴリーキラーといった言葉はめっきり存在感を失い、
その後イオングループもパワーシティを名乗るSCを開発することもなく、
存在意義が薄れつつあったのは確かです。

イオンも、一時のような専門店を子会社化する手法から、
(タルボット、スポーツオーソリティ、ボディショップなどなど)
自社の業態切り出し(イオンバイク、R.O.U.などなど)へ手法を変化しています。
専門店を作り出す能力がついたのか、カテゴリーキラーという価格を強調するものから、
サービスを含めたバリューを提供する業態へ、
グループの舵を切った結果かも知れません。
そういった意味で、カテゴリーキラーを集めるというパワーシティの役割は、
今回の名称変更で名実共に終わってしまったんだな、
と、一人感傷に浸っていたのでした。

でもね、これからもパワーシティ四日市は相変わらずイオングループの
実験店舗が揃うSCという正確は失わないと思います。
四日市市内も、尾平と四日市北という巨艦店をイオンは展開していますが、
パワーシティもがっちり根を下ろしていますからね。
これからもイオングループの中での立ち位置は
あくまでパワーシティ的なNSCをキープして行く、行って欲しいと思います。

しかし、時は巡りイオンはマルナカを子会社化しました。
そのマルナカがNSC業態にパワーシティという名称を用いていたのは何かの縁でしょうか?

新国道モール(秋田市) [NSC]

6月12日にオープンした新しいNSCです。
6/21(土)午後6時過ぎに臨店しました。
NSCとは言いましたが、秋田県大館市を本拠とする伊徳と、
ダイソー、サンドラッグの3店舗がそれぞれ別棟で並ぶ、
なんちゃってNSCであります。(ちょっと厳しいかな・・・)

この新国道はその名のとおり国道7号線のバイパスとしてできたと思われる
(今はさらに別にバイパスができて、さらにそのバイパスもできている)道で
基本は4車線、一部が3車線の秋田市を南北につなぐ大動脈に面しています。
その割には新国道沿いには昔からあるジャスコ土崎港店、長崎屋秋田店が面するのみで、
昨年地元SMのジェイマルエーが南部に出店、この伊徳でSMは2店舗目です。
ちょっと引っ込めばSMもあることはありますが、実は意外と良い立地であるといえましょう。

が、なんちゃってNSCといったとおりなんせ3店舗のみ。
NSCの基本はSM+HCですが(誰が決めたと言えば・・・イオンですかねぇ)
SM+Drgですから近くとも遠からず、SSのダイソーでフォローというところ。

ダイソーは意欲的な店舗でした。
2000円近いバックを始め、様々な価格帯の商品を展開しています。
アイテム数が増えたせいか、ゴンドラは180cmが基本のようです。
120cmはほとんどなかったですね。また、引き違い戸型というべきか、
スライド式の棚を前において2面で陳列する什器を多用していました。
売り場効率とアイテム数を押し込む為の必須アイテムですね。
床材も明るく、安っぽさはありませんでした。
ダイソーも店舗の箱を作るのは随分うまくなってきましたね。
ただ、壁面は随分高く、上段は取りにくそうです。
書店に見られるように、スライド式の階段(ステップ)を設置した方が良かったと思います。
また、中通路が狭いですね。おそらくぎりぎり80cmを確保しているだけで、
ドンキの新店の方が中通路は広いと思います。
ぱっと見は間違いなくダイソーですが、トータルで見ると意欲的でおもしろかったです。

サンドラッグは秋田市初出店ですね。
正直ツルハと間違って入ってしまいました。
看板似てませんか?黄色があるからわかるだろうって?すいません・・・
店内はツルハの店舗と似た感じです、正直。
マツキヨも郊外の店舗は同じ感じですな。
白を基調とした店内、Drg、HBC、バス・トイレタリーアイテムをメインに
一部加工食品と住余アイテムを展開。違いは調剤対応と価格、
PBといったところでしょうか。カワチ薬品は全く違いますが・・・
サンドラッグはどうなんでしょう、ツルハよりは価格帯が低いかもしれません。
オープン商材は確かに安かったです。
定番品は安いのもあれば高いのもあって、正直よくわかりません。
なので低いかも、となってしまいました。Drgは正直難しいです。

で、キーテナント兼デベロッパーの伊徳です。
店舗は「ITOKU新国道店」です。
売り場は700坪強でしょうか、イートコーナーが大きかったです。
30席くらいあったのではないでしょうか。
入り口脇にスペースがとってあり、べーカーリー売り場の前で、
場所とスペースは申し訳ありませんでした。

ITOKUは正直いって価格帯は秋田市内のSMで一番高いでしょう。
オープンして1週間経っていましたが、すでに新店効果は消えてしまったようです。
車の新車効果が半年と持たなくなったと言いますが、
流通業界の場合は、オープンセールの3日くらいで終わってしまっているのではないでしょうか。
若干はのこりますが、1ヶ月したら間違いなく完全に無くなりますね。
1週間で8割方消えているのではないでしょうか。厳しい世の中になったものです。

私が感じた問題点。
1,試食が3カ所。その売り込む気のなさ・・・
柔らかトンカツ、餃子、冷食の枝豆(だったはず)。
柔らかトンカツは平台でパックが3列、ばら売りがバット4つでした。
が、ヨークベニマルの柔らかトンカツの売り込みを見習うべきですね。
ポップもA5POPが1つ立っているだけ、後はA6ハーフがバットの前に2枚。
私がいるうちに1度だけマイクで呼び込みをしていました。
エンドレステープは使わないんでしょうか?伊徳は。
一番ひどかったのは餃子。だって、POPなしです。何のための試食でしょう・・・
しかもフェースはたったの3つ。残念ながらこの店舗の総菜担当者、
かなり勉強しなければならないでしょう・・・
商品がどうこう言う前に、売り場が作れないのは致命傷です。

2,静かなる八幡平ビーフの解体実演
マグロの解体実演販売はよくあります。
チラシにも載せ、店内アナウンスもバンバン打って、
声を出してアピールしながらその場で要望も受けつつ売り込みますよね、普通。
肉の解体ってなかなか見られない、おもしろいセールスプロモーションだと思います。
が、私が言ったときは、肉を切っている人は商品部らしい男性と話しながら、
一切お客に売り込むでもなく、ただ肉を切ってトレーに入れて、
それを作業場へもっていってラップと値付けに回すという全く意味のない作業ぶり。
なぜ、脇で呼び込みをしないのか?なぜ値付け機とラップをもってきて、その場で手渡さないのか?
何のための解体実演なのかわかりません。しかもアナウンスもなし。
おまけに、おまけに、平台の脇でやるのではなく、通路を挟んで反対側の、
加工食品のエンドの前で作業をするってどういうことでしょう。
エンド1本殺してますよ。おまけに作業者はマスクなし。
どうせ肉は焼いて食べますから、つば飛んでもどうってことないですけど、
そういう客ばかりではないですからね・・・

たった、この2点です。この2点で私はこの店に失望しました。
価格帯は高い、売り場は作れない、これでどうやってお客様にアピールするのか?
店舗の建物はすぐ古くなりますよ。店舗の鮮度が下がったらどうなるか。
足下商圏はかなり厚いです。それをがっちりつかむのはどうでしょう、
厳しいのではないでしょうか。一定の売り上げ(自転車、徒歩客)は取れるでしょうが、
車で買い物に来る客は厳しいでしょう。ダイソーのついで買いが貴重な客になりそうです。

かなり厳しくなりました。伊徳は岩手のベルセンターと経営統合を発表しましたが、
足下をしっかり固める為には、もっとオペレーションレベルを上げていく必要がありそうです。
せっかく良い場所に、良い建物を建てたんですから、頑張って魂を入れてください!!

フレスポ御所野 [NSC]

こちらは6/15(日)午後1時頃臨店しました。
昨年たしか春にオープンしたオープンモール型のNSCです。
秋田のSMであるジェイマルエー、Drgのツルハ、100均のセリア、
紳士服の青山、ベビー用品の西松屋、戸田書店といった大型店、
そのほか古着ショップやドコモショップ、マッサージのてもみんなど、
ラインナップはまあまあのSCです。

が、正直テナントはすべて埋まっておらず、微妙な感じでした。
時間的に言って日曜の午後ですから駐車場がほぼ埋まっても良いはずなのに、
7割くらいでしょうか?店舗はほぼ正方形の敷地にL字型に配置されていますが、
店舗よりのスペースにも意外と駐車場の空きがあり、混んでいる感じは全くなし。
ちょっと集客が厳しいですね。道路を挟んだ隣接地はイオンモール秋田。
こちらは駐車場も良い具合に埋まってました。
天気も薄曇りで特に不利はなしですから、根本的に集客力が微妙なようです。

考えられるのは駐車場が実質2カ所の出入り口しかなく、
しかも1つは道路の2方面にでられない片肺状態。
実質1・5カ所ですね。
また地方都市のオープンモールにもかかわらず、
SM以外は2階建ての構造で、エスカレータは2カ所。
階段は別に3カ所かな(4カ所かも)ですが、雪を意識してか出入り口に
ドアがあってちょっと使いにくく分かりにくい感じです。
だいたい地方都市で2階のショップにわざわざ行くかというと微妙ですよね。
フロアガイドを見ましたが、開業当初からテナントが埋まってはいないようです。
いまも4カ所くらい空きスペースが見られました。
クローズドモールでも引っ込んだところにあるショップはつらいのに、
オープンモールにもかかわらず駐車場に接していないショップを
配置するのは全くもってナンセンスです。
どうもフレスポもイオンモールを意識しすぎて、
床を多く取ってしまったようですね。

最近NSCでキーテナントが先行オープンして、
残りは順次オープンするという形を良く目にします。
それだけテナント集めが難しくなっているんでしょうね。
隣にあるイオンモールとどう差別化するのか、
フレスポ御所野の修正は必須です。現時点では間違いなく失敗SCですね。
しかも、近隣にSuCのアマノ御所野店がオープンしたばかり。
こちらとの競合もありますからしっかりと路線を修正して欲しいです。

パブリ(秋田市八橋) [NSC]

各地にある既設店もどんどん取り上げていこうと思い、
まずはパブリを取り上げてみました。

このSCはホームページもなく私もいつ出来たか確認出来ませんでした。
まだオープンして7,8年ではないかと思います。
旧帝国石油跡地に開発されたオープンモール形式で、
地場SMのマルダイ、HCのサンデー、ユニクロ、書店の文教堂、
飲食で南部屋敷、靴、cut-A、という構成。
そして最近宝くじ売り場が出来ました。
必要最小限ですが十分なテナント構成だと思います。
地方都市でアパレルといえばユニクロが消費者に一番フィットする
ブランドですし、書店も文教堂は500坪くらいでしょうか、十分な大きさです。
マルダイは市内に7店舗程度展開していると思いますが、
価格と品質のバランスが取れたSMです。
HCのサンデーは昨年、屋外の園芸品売り場に
屋根をかけて若干大きくなりました。

全体的に手頃な値段を売りにするテナントのため、
ターゲットとなる客層も各店舗で重なっており、
それが集客面で現れていると思います。
変に滞留時間の長い業種もなく、駐車場も回転がよい、
NSCとしては意外と業績が良いと思います。

立地は2等辺三角形の様な土地の2長辺沿いにテナントを配置、
短辺は道路に面するという変形型で、イオンなら手を出さないかも知れません。
大和も手を出さないでしょうね。逆にそういう専業デベロッパーが手を
出さなかったことがヒットにつながったと言えるかも知れません。
3面のうち1面は道路、もう1面は川、もう一面の大部分も帝国石油の施設があり、
立地はもう本当に??です。ただ、旧国道7号が走り、
近隣は昔からの住宅街ですから2kmとかの面で見ると、
かなり足下商圏が厚い地域だったと思います。

オープンモールは四角形で真ん中に駐車場を配し、
SM+HC+Drgというような模範型は大事でしょう。
でも、「立地が全て」という大原則を感じるNSCです。
客層に合わせたテナント構成、消費者にとって同じレベルの価格帯で
商品を扱っているテナントを揃える、これって大事ですね。
100円ショップもDrgもない、そんなNSCもいいもんです。


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