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さらば、パワーシティ四日市!~イオンタウンで生き残れるか~ [NSC]

イオンがNSCのブランドをイオンタウンに統一することになりました。
ちょっと感傷に浸る記事を1本書きたいと思います。

今回のブランド統一に伴って、四日市にあるパワーシティ四日市も
イオンタウン四日市へ名称変更することになりました。
(SCの大店法届出名称は「四日市南ショッピングセンター」ですが。)
私にとっても初めていったNSCでもあり、
鈴鹿から初めて見に行ったときは感動したものです。
鈴鹿からも国道1号線でスイスイッといける立地でしたのでよく行ったものでした。
一応国道1号線に面していますが、少々わかりにくいSCでもありますが、
行きなれれば別にどうと言うことはなく、SC内のマックスバリュもかなりの売上を
たたき出していた優秀なSCでありました。
また、オープンモールでおよそ2.2万平米と当時としてはかなり大規模で、
そういった意味でも今まで生き残って来れた素養はあったのかと思います。

形も変わっていて、敷地を分断するかのような土地の切れ込みがあり、
実質的には2つのゾーンに分かれています。いわば、パワーシティは、
北側と南側の2つのSCの総称とも言える作りであるわけです。
メインはマックスバリュ、トイザらス、スポーツオーソリティが並ぶ北側、
もう片方が今はダイソー、goodwill、布団のたなかのある南側です。
北側はテナントも安定していますが、
南側はもともとメガマートがあり、そのあとがオフィスマックスになって、
さらにそのあとがディスカウントになった記憶があります。
そのあたりはあやふやですが、今はダイソーが入っていますね。
南ゾーンで10年前と変わらないのはgoodwillくらいでしょうか?
その当時はPC関係でお世話になった店舗です。
老舗には頑張ってもらいたいものですが。

パワーセンターという概念があってパワーシティを名乗ったわけですので、
パワーシティ四日市はイオングループのカテゴリーキラーを中心に開発された物件です。
また、もう閉店してしまいましたがオフィスマックスの1号店の出店場所としてもつかわれ、
スポーツオーソリティなどの子会社が出店するNSCの実験場のようなSCでした。
パワーセンターやカテゴリーキラーといった言葉はめっきり存在感を失い、
その後イオングループもパワーシティを名乗るSCを開発することもなく、
存在意義が薄れつつあったのは確かです。

イオンも、一時のような専門店を子会社化する手法から、
(タルボット、スポーツオーソリティ、ボディショップなどなど)
自社の業態切り出し(イオンバイク、R.O.U.などなど)へ手法を変化しています。
専門店を作り出す能力がついたのか、カテゴリーキラーという価格を強調するものから、
サービスを含めたバリューを提供する業態へ、
グループの舵を切った結果かも知れません。
そういった意味で、カテゴリーキラーを集めるというパワーシティの役割は、
今回の名称変更で名実共に終わってしまったんだな、
と、一人感傷に浸っていたのでした。

でもね、これからもパワーシティ四日市は相変わらずイオングループの
実験店舗が揃うSCという正確は失わないと思います。
四日市市内も、尾平と四日市北という巨艦店をイオンは展開していますが、
パワーシティもがっちり根を下ろしていますからね。
これからもイオングループの中での立ち位置は
あくまでパワーシティ的なNSCをキープして行く、行って欲しいと思います。

しかし、時は巡りイオンはマルナカを子会社化しました。
そのマルナカがNSC業態にパワーシティという名称を用いていたのは何かの縁でしょうか?
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