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伊藤忠商事がファミリーマートのTOBへ [提携・M&A]

伊藤忠商事によるファミリーマートへのTOBが明らかになりました。
伊藤忠商事によるリリースはこちら
伊藤忠商事がファミリーマートを「ほぼ」完全子会社化するという内容です。

伊藤忠商事による完全子会社化は既定路線ですから特に驚くことはないですよね。
タイミングはこの時期でどうなんだろうとは思いますが・・・
伊藤忠商事もポストコロナの時代に備えるために資金流出には慎重になるかと思いきや、
業績が堅調なコンビニを連結決算に取り込むということなんでしょう。
しかし今年はEC、ネット関係以外は業績が落ち込むところが多いでしょうから、
株価が落ち込んだところでTOBというのもあったと思いますが、
ここでファミリーマートに投資するというのが大人の経営判断かもしれません。
株式市場も当初は動きが荒かったですが現状は比較的安定しています。
そう考えると実は今が買い時で、今年の決算に利益を取り込んだ方が
不確定要因は減るとも言えますので、なかなか渋い決断であることは間違いないでしょう。
いずれ、いい買い物か高値づかみかは歴史が証明してくれますけど。

これでファミリーマートを手に入れ、アパレルのデサントと合わせて
着々と「伊藤忠リテール」が形成されています。
元々繊維に強い伊藤忠商事といわれていますので
アパレルに力を入れるのは分かりますが、
本命のパンパシフィックインターナショナル(いわゆるドンキ)は暫し膠着状態なので、
まずは合意している20%までなんとか株を買い増すので精一杯のハズ。

三井不動産がららぽーと一族を従え、三菱商事がプレミアムアウトレットを持ち、
さて伊藤忠商事もSCに手を伸ばすのかは注目しています。
今回のファミリーマートにも系列の東京センチュリーが噛んでいますしね。
まぁ不動産ではなく設備面だと思いますが、不動産方面へ伸ばしていく手もありかと。
ただ現状ではさほど活躍の場はないと思いますけど・・・

個人的には日本アクセスを活かすとすれば、次はSMではないかと思います。
ファミリーマートにドンキホーテ、さらにSMと揃えば日本アクセスの活躍は大いに期待できます。
そこまで手を広げるのがトータルとしてどうなのか?
そこがこれからの判断基準になるかもしれません。
第三の流通グループを目指すのかは他の商社の動きも関係するでしょう。
みなそれぞれ卸やらコンビニやらSMやら抱えていますし。
横並びが日本企業の特徴ですからねぇ。
果たしてどうなることやら、結論としてはお手並み拝見です。
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