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新国道モール(秋田市) [NSC]

6月12日にオープンした新しいNSCです。
6/21(土)午後6時過ぎに臨店しました。
NSCとは言いましたが、秋田県大館市を本拠とする伊徳と、
ダイソー、サンドラッグの3店舗がそれぞれ別棟で並ぶ、
なんちゃってNSCであります。(ちょっと厳しいかな・・・)

この新国道はその名のとおり国道7号線のバイパスとしてできたと思われる
(今はさらに別にバイパスができて、さらにそのバイパスもできている)道で
基本は4車線、一部が3車線の秋田市を南北につなぐ大動脈に面しています。
その割には新国道沿いには昔からあるジャスコ土崎港店、長崎屋秋田店が面するのみで、
昨年地元SMのジェイマルエーが南部に出店、この伊徳でSMは2店舗目です。
ちょっと引っ込めばSMもあることはありますが、実は意外と良い立地であるといえましょう。

が、なんちゃってNSCといったとおりなんせ3店舗のみ。
NSCの基本はSM+HCですが(誰が決めたと言えば・・・イオンですかねぇ)
SM+Drgですから近くとも遠からず、SSのダイソーでフォローというところ。

ダイソーは意欲的な店舗でした。
2000円近いバックを始め、様々な価格帯の商品を展開しています。
アイテム数が増えたせいか、ゴンドラは180cmが基本のようです。
120cmはほとんどなかったですね。また、引き違い戸型というべきか、
スライド式の棚を前において2面で陳列する什器を多用していました。
売り場効率とアイテム数を押し込む為の必須アイテムですね。
床材も明るく、安っぽさはありませんでした。
ダイソーも店舗の箱を作るのは随分うまくなってきましたね。
ただ、壁面は随分高く、上段は取りにくそうです。
書店に見られるように、スライド式の階段(ステップ)を設置した方が良かったと思います。
また、中通路が狭いですね。おそらくぎりぎり80cmを確保しているだけで、
ドンキの新店の方が中通路は広いと思います。
ぱっと見は間違いなくダイソーですが、トータルで見ると意欲的でおもしろかったです。

サンドラッグは秋田市初出店ですね。
正直ツルハと間違って入ってしまいました。
看板似てませんか?黄色があるからわかるだろうって?すいません・・・
店内はツルハの店舗と似た感じです、正直。
マツキヨも郊外の店舗は同じ感じですな。
白を基調とした店内、Drg、HBC、バス・トイレタリーアイテムをメインに
一部加工食品と住余アイテムを展開。違いは調剤対応と価格、
PBといったところでしょうか。カワチ薬品は全く違いますが・・・
サンドラッグはどうなんでしょう、ツルハよりは価格帯が低いかもしれません。
オープン商材は確かに安かったです。
定番品は安いのもあれば高いのもあって、正直よくわかりません。
なので低いかも、となってしまいました。Drgは正直難しいです。

で、キーテナント兼デベロッパーの伊徳です。
店舗は「ITOKU新国道店」です。
売り場は700坪強でしょうか、イートコーナーが大きかったです。
30席くらいあったのではないでしょうか。
入り口脇にスペースがとってあり、べーカーリー売り場の前で、
場所とスペースは申し訳ありませんでした。

ITOKUは正直いって価格帯は秋田市内のSMで一番高いでしょう。
オープンして1週間経っていましたが、すでに新店効果は消えてしまったようです。
車の新車効果が半年と持たなくなったと言いますが、
流通業界の場合は、オープンセールの3日くらいで終わってしまっているのではないでしょうか。
若干はのこりますが、1ヶ月したら間違いなく完全に無くなりますね。
1週間で8割方消えているのではないでしょうか。厳しい世の中になったものです。

私が感じた問題点。
1,試食が3カ所。その売り込む気のなさ・・・
柔らかトンカツ、餃子、冷食の枝豆(だったはず)。
柔らかトンカツは平台でパックが3列、ばら売りがバット4つでした。
が、ヨークベニマルの柔らかトンカツの売り込みを見習うべきですね。
ポップもA5POPが1つ立っているだけ、後はA6ハーフがバットの前に2枚。
私がいるうちに1度だけマイクで呼び込みをしていました。
エンドレステープは使わないんでしょうか?伊徳は。
一番ひどかったのは餃子。だって、POPなしです。何のための試食でしょう・・・
しかもフェースはたったの3つ。残念ながらこの店舗の総菜担当者、
かなり勉強しなければならないでしょう・・・
商品がどうこう言う前に、売り場が作れないのは致命傷です。

2,静かなる八幡平ビーフの解体実演
マグロの解体実演販売はよくあります。
チラシにも載せ、店内アナウンスもバンバン打って、
声を出してアピールしながらその場で要望も受けつつ売り込みますよね、普通。
肉の解体ってなかなか見られない、おもしろいセールスプロモーションだと思います。
が、私が言ったときは、肉を切っている人は商品部らしい男性と話しながら、
一切お客に売り込むでもなく、ただ肉を切ってトレーに入れて、
それを作業場へもっていってラップと値付けに回すという全く意味のない作業ぶり。
なぜ、脇で呼び込みをしないのか?なぜ値付け機とラップをもってきて、その場で手渡さないのか?
何のための解体実演なのかわかりません。しかもアナウンスもなし。
おまけに、おまけに、平台の脇でやるのではなく、通路を挟んで反対側の、
加工食品のエンドの前で作業をするってどういうことでしょう。
エンド1本殺してますよ。おまけに作業者はマスクなし。
どうせ肉は焼いて食べますから、つば飛んでもどうってことないですけど、
そういう客ばかりではないですからね・・・

たった、この2点です。この2点で私はこの店に失望しました。
価格帯は高い、売り場は作れない、これでどうやってお客様にアピールするのか?
店舗の建物はすぐ古くなりますよ。店舗の鮮度が下がったらどうなるか。
足下商圏はかなり厚いです。それをがっちりつかむのはどうでしょう、
厳しいのではないでしょうか。一定の売り上げ(自転車、徒歩客)は取れるでしょうが、
車で買い物に来る客は厳しいでしょう。ダイソーのついで買いが貴重な客になりそうです。

かなり厳しくなりました。伊徳は岩手のベルセンターと経営統合を発表しましたが、
足下をしっかり固める為には、もっとオペレーションレベルを上げていく必要がありそうです。
せっかく良い場所に、良い建物を建てたんですから、頑張って魂を入れてください!!
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