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イオン気仙沼店~宮城県イオンシリーズ・その3~ [百貨店・GMS]

今回のシリーズ最後はイオン気仙沼店のリポートです。
臨店は2017年9月30日(土)18:00頃です。
土曜夕方でしたが雨が降ってましてコンディションは
あまりよくなかったです。

さて、この店も東日本大震災で1階が津波にのまれ、
2階も営業不能となり屋上駐車場で営業を再開した店舗でした。
1階には津波到達ラインが掲出されていて、
初めて行った私もあそこまで津波が来たのかと思うと、
被害の大きさと津波の破壊力を実感しました。
店舗自体はきれいにリニューアルされていましたので
もう被害の爪痕はぱっと見わからないですけどね。

さて、肝心の店舗の話しに行きましょう。
こちらは売場が約17000平米くらいのようですので、
直営が14000平米前後といったところでしょうか。
箱形GMSの1番儲かるサイズだと思います。
外観をみてこれは90年代後半の店舗だろうと思ったらビンゴ。
1998年開店のようで、当時のイオンは2万平米手前のGMS、
4万平米くらいのモールを出していたのである意味1番王道ですね。

では今度こそ具体的に見ましょう。
2フロア構成の典型的な箱形GMSです。
1階に食品と住余、HBCを配し、
2階に衣料品とインナー、寝具、キッズ・ベビー2階にコムサイズムとハニーズのほか、
イオン系の未来屋書店にモーリーファンタジー、
その他飲食とアパレルテナントが入っていましたが総じて少なめです。
ただ、コムサイズムが浮いた感じがしましたね。
個人的にですけど。ちょっとラインナップが合わないかと。
全体的にイオンを補完するショップが入っていますので、
気仙沼市民には手頃なGMSだと思います。

先に述べたように天候の影響もあってか2階はお客さんがまばら。
しかし、テナントの力もあってかまばらな割には
フロア全体的にまばらにお客さんがいたので、
実はそこそこはいっていたと思います。
ここも多賀城ほどではありませんが売場が見晴らせて、
どこに何があるかわかりやすい店舗でした。
衣料品はやはりハンガー陳列がメインになってますね。
売場管理的にもハンガー陳列からはもう戻れないと思います。
ただ、主通路沿いのマグネットはハンガーとはいかないので、
そこをどうティスプレーするかがポイントだと思います。
ここの2階はアパレルテナントが直営を囲むように配されていますので、
イオンの衣料品担当はもうちょっとティスプレーを
頑張ってほしいと思いました。

1階は食品売場にはお客さんの入り具合が十分でした。
ただ、当時のイオン店舗にありがちな
主通路に平台冷ケースを並べる食品売場ではなかったです。
津波後の改装で今の形になったのか不明ですが、
外観は90年代、中身は最新式といったところで
ギャップがよかったですね。あくまで個人的見解ですが(笑)。

宮城県のイオン3店回りましたが、
震災から再び立ち上がっていました。
気仙沼は商圏人口がかなり移動してしまったので
今後どうなるか気になります。
まぁライバルも減っていますから当面は大丈夫でしょうけど。
でも、復興期にGMSがあったのは消費者にはよかったと思います。
ワンストップショッピングの利便性は、
失ったものが大きい被災者にとって
1番大きなサービスだったんじゃないかなと。
そんなことを感じた宮城ツアーになりました。
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