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ビデオレンタル業界の波紋 [雑誌・新聞記事・テレビ番組]

レンタルビデオ業界(というか、なんといったらいいのかわからないのでこうしました)の大手、
GEOの3店舗に対し、盗品買い取りを行った疑いで捜索を受けたことが報道されています。
つい先日も同じく大手のTSUTAYAのを展開するCCCに対し
盗品買い取り対策が甘いと指導が入ったばかり。
大手2社ともにマスコミを賑わす事態となっています。

両者ともビデオレンタルをメインとしますが、新品・中古のゲームソフトや
ビデオ等の販売を行っているほか、特にTSUTAYAは書店としても有名。
ある意味立派な小売業な訳で、そこに警察沙汰が起こったというのは気になります。

今回は両者とも盗品に対する買い取り体制が甘かったというモノ。
TSUTAYAは1店舗が問題になったのに対し、GEOは3店舗が捜索を受けたほか、
計22店舗でも盗品と認識して買い取りを行っていた疑いがあると。
悪質性としてはTSUTAYAよりGEOの方が高いので捜索が入ったわけでしょう。
業界に対するイメージが悪くなるほか、GEOに関しては経営陣のゴタゴタも
一部で報道されていますし、マネジメント面が問題含みであるといわざるを得ないでしょうね。
一方、今週のカンブリア宮殿ではCCCの増田社長が出演するようですし、
どのように言及するか注目しています。

しかしこの両者、レンタルビデオ業という枠をすでに超えていますよね。
イメージとしてはTSUTAYAは書店とレンタルビデオがメイン、
そこに新品と中古のゲームとDVD・BDソフト販売が育ってきて複合業態になった感じ。
一方のGEOは居抜き物件などの低コスト出店でレンタルを主としつつ価格破壊を敢行、
新品・中古のゲーム、DVD・BDソフト販売を行う会社といえるのではないでしょうか?
となると、CMでも「ゲームを売るならGEO」といってるくらいゲーム部門を
主力とするGEOが、良質な中古品をそろえるために盗品に対する
スタンスがゆるゆるだった可能性が高いのかな、と思ったりしてしまいます。

個人的には中古買い取りって、未成年に対して行うのはどうなの?
というのもありますし、権利者保護の観点からも、発売後一定期間は買い取りを行わないなど、
もっと関係者に配慮した取り組みが必要ではないかと思います。
だいたい、同じ商品を個人が複数売りに来るって、明らかにおかしいですし。
未成年が複数売りに来るのもおかしいですよね。
ポイントカードとか会員証とか、あるいは身分証を確認していれば、
年間買い取り金額とかで制限をかけるシステムがあってしかるべき。
オオモトは未成年の買い取りを行わなければかなり非行問題の解決につながると思いますけど。

中古買い取りと販売する業者は増えています。
SCのテナントミックスとしても有望な業種といえるでしょう。
小売業の多角化部門としてTSUTAYAなんかは書店として魅力があると思いますし、
実際福島のリオンドールなんかはTSUTAYAを展開しています。
そういった業界がこういったまさにコンプライアンスの問題を抱えたままでは、
小売業としての側面も強いことを考えると何とかしてほしいよ、と思う次第。
未成年の窃盗と中古書店への販売は長い間問題になったままです。
そろそろ抜本対策をとる時期ではないかと思います。

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